裂帛登攀

Nature does nothing in vain.

【男鹿】2020/08/23 剛力 初段 完登

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剛力 初段

2020/08/23(日) 天気:晴れ
この日はボルダリング仲間数人と男鹿ボルダーへ。
予報は曇りであったが、現地は最高に「晴れ」。気温は体感で32℃前後。男鹿で天気が悪かった試しがない。全員が照りつける太陽を睨みつけながら、最悪のコンディションであることを暗に悟った。
そして、素潜りを楽しんでいたであろう仙人のような方に、「こんな暑いのにボルダーかい」とたまげられた。そうなんです。ありがとうございます。

各々、目的の岩にマットのセッティングをするが既に汗だく。自分は剛力の完登が目標だったので、一人粛々とマットを敷きながら今すぐにでも雨が降るように祈っていた。もちろん降らなかった。

退っ引きならない事情から9月前半はインドアで登れないため、コンディションの維持が難しい。9月に回さず今日登りたいという想いが強かった。
しかしながら、読者の皆様の中には「こんな最悪なコンディションで登るよりも大人しく9月にトライしとけ」とお思いの方が大半と思う。
全くそのとおりである。

剛力について

グレードは初段。兎にも角にも狭すぎ問題が大きい。この狭さでグレードが上がっている感じがする。
昨年の10月に触った限り完登できるイメージは全くなかったが、今年に入ってから可能性が見えてきて本格的に取り組んだ。自分のムーブでは5手目に当たる外傾ホールドへの寄せが課題の狭さと絶妙なハーモニーを奏でており極悪だった。
その後のカンテへの一手も中々ハードで、何度も泣いた。

剛力の岩はルーフがあるので灼熱地獄にはならない。こんな時期でも直射日光を避けてトライできる良さげな岩と課題ではないだろうか。ちなみにリップを取る際は時間帯によって太陽に目を焼かれるので注意。焼かれた自分が言うので間違いない。

完登

  • シューズ:スポルティバ ミウラー EU38.5(5年前モデル)
  • チョーク:RockTechnologies
  • チョーク下地:GRIP ON(アドフリクション)
  • チョークバッグ:MOON ボルダリングチョークバッグ
  • オプション:REACT(東京粉末)

さて、絶望のコンディションにトライ前は意気消沈であったが、前回まで苦労していた右手の寄せとカンテ取りが不思議と止まる。ハッキリ持てているという感覚(or錯覚)があった。この日のためにビーストメーカーで鍛えておいて良かった。
そして右手でリップを取り、最後の振られを身体が耐えたその瞬間に心の臓が早鐘を打つ。

「キタ!」

抜けのセクションはバラしてないけど多分なんとかなる。てかなんとかしてくれ!!祈るような気持ちで身体を上げていくと男鹿の青い海が視界に飛び込んできた。完登する時は静かにしようと思っていたのに恥ずかしい歓喜の声を上げてしまった。剛力のトライ開始から通算で5日目のことだった。